【ニューヨーク】映画「ジョーカー」のロケ地を大解説します!
映画「ジョーカー」のロケ地ってどこ?
予告編の公開からわずか1週間で驚異の4900万回再生を叩き出した映画「ジョーカー」。アメリカでもおおいに期待されているようです。
さて、そんな映画「ジョーカー」の気になるロケ地はどこなのでしょうか?
調べてみましたのでご紹介します!
予告編のロケ地
ロケ地その1:何度も登場する長い階段
主人公ジョーカー(ホアキン・フェニックス)が踊る階段はこちらです。
マンハッタン島よりもさらに北の、ハイブリッジHighbridge地区にあります。MTA地下鉄4号線、B、Dラインが通る167ストリート駅のほど近い住宅街の中です。
ちなみに徒歩圏内にはあのニューヨーク・ヤンキースタジアムがあります。
公道なので、ジョーカーのように踊りたければいつでも踊れます。あまり治安のよい地域ではないので、おすすめしませんが…。
住所:
1150 W 167th St, The Bronx, NY 10452, USA
ロケ地その2:アーサーが女性と話すレストラン
ジョーカーに変化する前の主人公、アーサー・フレックが女性(ソフィー・デュモン)と話すシーンは、ニューヨークの北、ブロンクスのモジョル・パークウェイ駅近くのドーナッツ屋で撮影されました。
前述の階段のあるMTA地下鉄4号線に乗ってひたすら北上すれば着く駅の近くです…が、
残念ながらこの記事を執筆した時点で既にこのドーナツ屋は閉店してしまった模様です。
現在は空き店舗になっているとのことです。
もはやアーサーのようにドーナツを食べることもできません。
ジョーカー化待ったなしですね。
住所:
Jerome Ave & E 208th St, The Bronx, NY 10467, USA
ロケ地その3:アーサーが道化師のパフォーマンスをする場所
ジョーカーになる前のアーサーが道化師のパフォーマンスをする場所は
ニューヨークのお隣、ニュージャージー州ニューアーク市の大通りに面したパラマウント・シアター前です。
ニューアークの中心駅であるニューアーク・ペン・ステーションからも近いので、
電車を使ってもマンハッタンからわずか20分程度で訪れることができます。
ここで目を見張るのが、劇中でアーサーが掲げていた「Everything Must Go!(在庫一掃セール!)」の看板が実際の店頭に存在していることです。
Googleストリートビューで遡って見てみると、少なくとも2017年からありました。
あの看板は映画のセットではなかったんですね…。
また、背後に映っているのは以前のニューアークのパラマウント・シアターです。
1886年から続く歴史ある建物ですが、現在は空き物件です。
住所:
195 Market Street, Newark, NJ 07102, USA
ロケ地その4:アーカム州立病院
主人公アーサーが訪れるアーカム州立病院は、ブルックリン・アーミー・ターミナルとして知られる建物です。
ブルックリンの港に面しており、マンハッタンからは電車やフェリーで訪れることができます。
この建物はもともと第一次世界大戦の軍需物資の運び出しのために建設された軍の倉庫でした。1958年にはあのエルヴィス・プレスリーがアメリカ軍の一員としてドイツに向かう船に乗った場所でもあります。
近年になって民間に払い下げられ、芸術家のアトリエなどとして再利用されているそうです。また不定期で見学ツアーも開催されている模様。
実際の画像と見比べると、劇中ではインパクトを増すために階数と奥行きが増やされていますね。
住所:
Brooklyn Army Terminal, 58th Street, Brooklyn, NY, USA
ロケ地その5:ジョーカーが暴動を引き起こした地下鉄駅
これは撮影時のリーク映像から明らかになりました。
MTA地下鉄4号線のベッドフォード・パーク・ブルーバード駅The Bedford Park Boulevard Subway Stationです。
ここは先程のドーナツ屋からほど近いモジョル・パークウェイ駅の一つ隣になります。
ちなみに映画では現実のMTA(ニューヨーク都市圏交通公社 Metropolitan Transportation Authority)地下鉄4号線ではなく、
GTA(ゴッサム都市圏交通公社 Gotham Transportation Authority)地下鉄0号線、オールド・ゴッサムOld Gotham行き、ダウンタウン&トリコーナーDowntown & Tricorner方面の駅として登場しています。
住所:
Bedford Park Blvd Station, The Bronx, NY 10468, USA
ロケ地その6:アーサーが巨大なアーチを走って通り過ぎる場所
これはニューヨーク・マンハッタンのマンハッタン橋をくぐるチェリー・ストリートCherry Stで撮影されました。
このマンハッタン橋のすぐ近くには有名なブルックリン橋があります。
住所:
199 Cherry St, New York, NY 10002, USA
ロケ地その7:アーサーが階段から転落するウェイン・ホール
映像では建物の名前がウェイン・ホールとなっていますが、これはマンハッタンからほど近いジャージーシティの裁判所です。
正式名前はハドソン郡裁判所Hudson County Courthouse、もしくはウィリアム・J・ブレナン・ジュニア裁判所Justice William J. Brennan Jr. Courthouse。
ちょうどマンハッタンとニューアークの中間地点に存在しています。
この建物は様々な映画やドラマに登場しており、有名な法廷ドラマ「ロー&オーダー」もその一つです。
住所:
William J Brennan Courthouse, 583 Newark Ave, Jersey City, NJ 07306, USA
ロケ地その8:ジョーカーがタクシーに衝突するシーン
高架下で道路を走って渡るジョーカーがタクシーに衝突するシーン。
これはMTA地下鉄4号線の170ストリート駅の近くであることが判明しています。
何度も登場する長い階段に近い167ストリート駅の隣駅です。
背後に映っている黒い屋根付きの店はCTownというスーパーマーケットですが、そのまま登場しています。
これは1973年からあるスーパーなので、80年代が舞台の本作にもあって当然、というスタッフの考察の結果かもしれませんね。
なおこの地域はあまり治安が良くないので、旅慣れていないのであれば安易に訪問することはおすすめしません。
住所:
Jerome Av and E 170th St, The Bronx, NY 10452 USA
本編のロケ地
公開次第、加筆します!
「ジョーカー」ロケ地のまとめ
いかがだったでしょうか。
どうやらジョーカーはニューヨーク北部、ブロンクス在住のようです。しかもそこそこ治安の悪い一帯にお住まいのご様子。といってもゴッサム全体の治安が悪いので、これでもマシな方という可能性はありますが…。
ニューヨークを訪れた際は各スポットへの訪問を検討をしてみてはいかがでしょうか。
なお、ブロンクスも場所によりますがゴッサムと負けず劣らず治安が悪い地域がありますので、訪問の際はお気をつけください。
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